イラスト:鈴木ハルナ


オンリーワン同好会

相談員長野が運営委員として参加するオンリーワン同好会(ボードゲーム、ソリティア)です。 よかったらのぞいてください。

Amazon販売サイト

Amazonでボードゲーム“ソリティア”を販売しています。

YAHOO! ショッピング シグネット制作部

YAHOO! ショッピングでボードゲーム“ソリティア”を販売しています。

老後の住まい

画像をクリックするとアマゾンの紹介ページへ飛びます。

中高年のダイエット

画像をクリックするとアマゾンの紹介ページへ飛びます。


Home 相談員のコラム 相談員コラム…事実婚は損か得か④

PostHeaderIcon 相談員コラム…事実婚は損か得か④


〈意外と知られていない事と考えてほしい事〉

 実は、事実婚についての誤解で多いのが、社会保障の分野についてである。事実婚でも相手方の健康保険に加入することもできるし、もし相手が死亡した場合は、遺族補償や遺族年金を受け取ることができる。また、もし関係が破綻した場合でも、法律婚と同様に慰謝料の請求や財産分与、年金受給も受けられる(ただし、年金分割が少なくなったり、財産分与に贈与税がかかるなどの不利な点は残るらしい。)

  つまり、事実婚は「婚姻に準ずる関係」として民法によって法的保護が与えられている。「男女関係という私的な事に国の保護が必要か」という問題はあるが、すでに事実婚は既成事実としてかなり法律で保護されているのだ。

 次に事実婚と子供のことを取り上げたい。事実婚で子どもが生まれると、子どもは婚外子となり、父親との関係を証明するためには認知の手続きが必要となる。これを避けるため、子どもができると法律婚に切り替えるカップルが多し、婚外子差別はデメリットとして語られることが多い。でも、私はこれをデメリットと思っていないし「昼間の幽霊」(実態の無い怯え)だと思っている。

 自分の子供が「婚外子」「非嫡出子」になることの怖れの中身はなんだろう。確かにかなり以前は片親差別と同様に就職差別があった。しかし、現在の履歴書には親の名前なんて欄はない。また、結婚だが「婚外子」だからと二の足を踏む相手とは最初からやめた方が無難だ。これは相手の差別観が分かるリトマス試験紙のようなものなのだ。

 明らかなデメリットは相続で、民法では法定相続分が婚内子(嫡出子)の2分の1である。これも遺言で好きなように変えられるし(遺言の方が優先される)、何より国内外からの批判が大きく、撤廃に向けた法改正が進みつつある。生まれた本人には何の責任もないのに、生まれ落ちて差別的状況におかれる事はあきらかにおかしいし、そんな差別に荷担したくはないと私は思う。

 また子供に関しての不安で「親と姓が違うと子供がいじめられる。」というのもある。この原稿を書くに当たり、息子に聞いたところ「今まで友達から聞かれたこと無いよ。第一、人の母さんの名前なんか気にする奴なんかいない。」といわれた。確かに、子供たちの関心事ではないし、離婚や再婚など現実の方が先行し、一家でもいろんな姓の人がいるのが当たり前になっているからかもしれない。ただ、保護者欄は通常1人分のスペースしかなく、父母2人分の名前を書くのでちょっと面倒ではある。

 というので事実婚のメリット、デメリットなどを書いたが、なにが得で何が損かなんてその人の価値観なので、私は事実婚を選んで良かったとつくづく思うが、人に無理に勧めたり、まして子供に強要したりはしない。

 次は最終回ということで、事実婚をする上で知っておいて欲しい実務を取り上げたい。

※前の記事は左の「相談員のコラム」で読めます。