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Home 相談員のコラム 相談員コラム…とうとう浜岡原発が止まるか?

PostHeaderIcon 相談員コラム…とうとう浜岡原発が止まるか?

先週「政府が浜岡原発の停止を中部電力に要請する」という報道があった。1号炉、2号炉は先日紹介した「浜岡原発差し止め訴訟」で自主廃炉となり、3号炉は定期点検中で止まっているので、稼働中の4号炉、5号炉を止めると言う。今後30年の間に東海地震が起こる可能性が87%と高く、万一大事故になると日本の大動脈が寸断されるからと言うのが理由だ。その日以降のニュースを、目を皿のようにして見ていたが、どうも「稼働中の原発を止める」ということが、どんなに衝撃的なことかをマスコミは理解していないように思われる。各紙の社説でも「一定の評価はするが説明不足」というテンションの低い論調だった。
しかし、知っている限り世界中でもいまだかつて動いている原発を「地震」が怖いからという理由で止めたことは一度もない。この一点で管政権を評価するし大英断だと思う。もちろん、中長期的に対策できたら再運転するかも、という保留条項が付いたが、発電しながら考えるのと、いったん止めてから考えるのでは、その姿勢に雲泥の差がある。

対する中部電力はすんなり受け入れるかと思いきや、7日の臨時取締役会で結論が出なかったようだ。中部電力は東日本大震災のあとも6号炉増設の手続きをこっそり進め、最近は図々しく3号炉の再開を申請していた。東京電力のあの様を見ながら、彼らの頭にあるのは目先の利益と株主のことだけだ。民間企業の業態ではあるが、公共の名の下に競争を排除し、電気市場を独占しつづけ、売上に当たる電気料金も政府の認可のみで決まるいう民間企業の皮を被った官業会社なのだ。あげくにこんな原発震災があったのに株主訴訟が怖くて方向転換すらできない。こういう人たちが原発を動かしているのが現実だ。

東日本大震災直後、廃炉の決断を遅らせて大事故にいたらしめたのは、東京電力の役員が責任を問われるのを怖れたためだ。まだ、事故の収束もできていない現状なのに、電力の安定供給の名目で損害賠償の上限を求めたり、あるいは電気料金の値上げを求めたり自己保身に走っている。もちろん電力会社だって、再保険もできないような危険な原発を電力の独占と引き替えに「何かあれば政府が責任を持つ」と言われ推進してきたのに、今さら政権が変わったからといって「一義的には電力会社の責任」と言われてもと、腹の中では思っていることだろう。でも所詮、民間企業は利益を上げてなんぼ、社会的責任なんてお題目で、頭の中は利益と株価で一杯のサラリーマン経営者なのだ。こんな人たちに大事な局面での大転換はできない。

私は民間でできることは民間でと思っている。官業はすこぶる非効率だからだ。しかし、民間企業が行き詰まり、社会的影響を考慮して政府が税金で救済するとしたら、こんな経営者は一掃し「利益を上げろ、分配をよこせ」という株主を排除するために、いったん国有化するのもありかなと思う。国有化し、電力の安定供給を確保した上で、発電と送電の分社や規制の撤廃を進め独占を解体し、脱原発への大きな絵を描いて欲しい。その上で、再上場すればつぎ込んだ税金のかなりは戻って来るだろう。私なら、お金があればその株を買う。

まわりの反応はすこぶる鈍いが、今年は「脱原発」に舵を切った年として後世の歴史に残る年になると思う。あるいは、そうなってほしい。

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