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 2012年が始まりました。今年もよろしくお願いします。

 
年頭なのでTORATANUのプロフィールで書いた好きなことわざを一つ。起きて半畳 寝て一畳」これは織田信長とも豊臣秀吉とも伝えられる言葉です。広めたのは夏目漱石門下の内田百閒だとも言われています。読んで字のごとく、人間が暮らす最低限のスペースのことで、あとに「天下取っても二合半」もしくは「天下とっても四畳半」と続きます。つまり、どんなに栄華を極めても、人の欲求なんて所詮この程度で満たされるという意味です。

 いやあ良い事言うなあ! 確かに起きているときは座布団一枚、椅子一つだし、寝るときは布団一枚、ベッド一台。食べるのだって、頑張って食べても人の胃袋には限りがありますし、毎日ご馳走ばかり食べたら健康診断ですぐ引っかかってしまいます。人間の頭で考えた欲望は限りないけど、生物としての人間の限界を言い表しています。似た言葉に、仏教用語で「足を知る」という言葉もあります。もちろん、人間の可能性は無限という近代の考え方も理解できるのですが、人間はちっぽけな生物なんだからという東洋的発想もなるほどと思うのです。

 FPはお金の相談に乗りますが、幸せと思える基準が本当に人それぞれなのです。年間、100万円で暮らせる人もいれば、1000万円でも足りない人もいます。欲だけでなく、不安や心配も暮らしの家計費を増大させます。そんなとき、このことわざを思い出すのです。所詮「起きて半畳 寝て一畳 天下取っても二合半」なんだと思えば、肩から力が抜けて気が楽になり、先々のこともどうにかなるさと思えます。

 このことわざ、もちろん人間の限りない欲に対する戒めなのですが、最近妙にリアルな感じがすることがあります。この頃、老人施設に伺う機会が多いのですが、個室と言ってもベッド+αのビジネスホテル程度の広さだし、要介護5ともなると本当に畳一畳がその人の世界となります。どんな人生だったとしても、お金があっても無くても、人間の終の棲家はこんな広さで充分なんだと思うと、感慨深いものがあります。

 そんなことを考えながら、今年もこのコラムを書いていきます。

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