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Home 相談員のコラム 相談員コラム…介護適齢期

PostHeaderIcon 相談員コラム…介護適齢期


 お休みをして申し訳ありませんでした。お休みの間も結構アクセスがあり感謝です。この間、実家の父親が手術をしたため、付き添いなどで田舎に帰っていました。
 今まで結婚適齢期しかり出産適齢期しかり「人生の適齢期」というものにとことん逆らってきましたが、とうとう「介護適齢期」に本格突入です。適齢期というのは“それをするのに相応しい年齢”だそうで、私にとって今が親の介護をする年齢だということです。この現実は素直に受け入れるしかありません。

 同世代の友人もやはり“介護適齢期”が多くて、「ウチは要介護3」「私の所は要支援2」という会話が飛び交います。中には実家の両親が要支援2と要介護5で、おつれあいの親が要介護2と要介護4という強者もいます。たぶん合計したら、介護保険からの支給額が月額100万円程度になるのではないでしょうか? もし、自費だったらとても普通の家庭で支払える金額ではありません。介護保険以前はどうしていたのだろうと思うほど、今の介護は社会化し、本当に様変わりしています。


 ただ、現実に向き合うと、介護保険に支えられるとは言っても、身内はやっぱり介護の重さをそれなりに背負います。実際の身の回りの世話や対外交渉だけでなく、遠距離介護の交通費、自分の仕事や家庭の調整、何より“いつ呼び出されるか分からない状況”ではちょっとした外出もままなりません。海外旅行なんて夢の又夢、この拘束感も2~3年なら我慢出来るけど、10年以上続くというのは結構なストレスとなります。


 実際、介護の期間は長期化し、介護する側の年齢も介護される側の年齢も高齢化しています。実家に来た今年の年賀状の束を見ていると、やけに喪中はがきが多く、ほとんどが
90歳台。それを見て、父親(91歳)が「昔なら年寄りは70歳台で死んだけど、今どきは90歳になっても生きている。80歳台で死んだら『早死に』と言われる。」と言っていました。実家の近くに住む叔母(父の姉、97歳)に年始に行くと「いつ死んでもいいのに、なかなか死ねない。ごはんがうまいから死なない。」と嘆いていました。


 
FPの世界では「長生きリスク」という身も蓋のない言い方をしますが、本人だけでなく介護する子ども世代にも“介護費用”は重大問題なのです。それなのに、残念ながらFPはこの問題に真正面から取り組んでいませんでした。1級でも2級でもFP試験の実技問題で出されるのは「30~40歳台の夫婦2人と子ども2人の住宅ローンや教育資のやりくり」ばかり、自分の老後、まして親の介護などほとんど無視されています。考えても仕方ないと考えているのでしょうか? 


 でも、親の介護に直面すると、今後何年になるか分からないこの状況をどうにかするために、お金も時間も知恵も総動員しなくてはなりません。まさに今、私が直面している身をもって知る“介護適齢期”の現実です。これからも、介護のためにちょっとお休みするかもしれませんが、
FPとしての自分の仕事はしぶとく続けますので、よろしくお付き合いください。

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