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Home 相談員のコラム 相談員コラム…生命保険を考える⑤

PostHeaderIcon 相談員コラム…生命保険を考える⑤


 生命保険に限らず満期金を受け取るタイプの貯蓄性保険は、保険の名を借りた金融商品であると考えるべきだ。会社勤めの頃、保険勧誘員に良く勧められたのが養老保険、しかも満期が105歳、あり得ない保険は途中解約を前提に堂々と売られている。それが常識と言わんばかりの外資保険会社の売り込みにヘキヘキとしたが、保険業界とはそういう世界であるらしい。

 保険とは不慮の事態に備えるもの。特に生命保険は死んでも扶養者が困らないように残すものである。本来貯蓄とは何の関係無い。保険で買えるのは安心という形のないもの、せっかく毎月保険料払うんだったら、満期金という形ある実が欲しいという、不合理な消費行動がある限り、このタイプの商品は無くならないだろう。

 わたしは基本「掛け捨て」の保険しか勧めない。純粋な保険部分だけの掛け捨て保険にすれば、同じ保障で毎月の保険料が劇的に下がり家計が楽になると信じているからだ。でも、どんなに説明しても、形無いものにお金を払いたくないと言う人はいる。動かざる事岩のごとしだ。この場合はライトな満期金の保険を紹介することもある。

 またときどき、保険の重箱のスミつつくようなマニアックな質問を受けることがある。そういう時は「わかりません。」といい、知ったかぶりはしない。こと保険に関しては、もちろん勉強はするし、情報収集も怠らないが、FPとしてわからない事は恥じゃないと思っている。むしろ「FPに理解不能な保険なんて誰がわかるんだ。」ぐらい不遜な気持ちを抱いている。

 保険の相談を受けると、相談料を払うんだから「一般の人は誰も知らない。お得な話」と期待されるようだか、あまりに簡単なことをいうので、拍子抜けするようだ。
いつも言うことは

①自分が理解できる

②必要最低限の保険を

③掛け捨てで、出来るだけ安く

これだけだ。もちろんその方法論も伝授するが、たぶん目新しい事はないだろう。だから何となくFPとして保険の相談に腰が引けるのだ。

 しかし、家計費相談の中で保険費は大きな割合を占める。保険なんて心配や不安の種に膨らみ増殖する。確かに安心は得難いが、生活を犠牲にする安心は考え物だ。家計費とのバランスの一応目安として、保険費用は家計費の1割を超えてはならないと思う。特に高齢者世帯の場合、持病はあっても元気で、つましい年金暮らしの70代の夫婦が保険に月に4万円も入っているのを見ると首を傾げざるを得ない。 

 せめて半額になれば、2万円は別のことに使える。もちろん、若い人なら、住宅ローンの返済や教育資金、老後のための積立も出来る。でも、高齢だったらぜひおいしいものを食べたり、友達に会ったり、外出したり、生活を豊かにする為に使おう。

 最高級のコシヒカリだって5Kgで2,500円、市町村の運営するトレーニングセンターやプールは高齢者なら1時間100円程度、日帰りのバスツアーだって5,000円、季節のおいしい和菓子を買っても一個250円、部屋がパッと明るくなる切り花だって1,000円、デパ地下で贅沢なお弁当を買って公園でランチしても1,000円、毎月2万円あればいつもちょっと我慢する日常生活がずっと豊かになる。

 高齢になると家に閉じこもりがちになり、心配で医療保険に過剰に入ったり、不安で高額な健康食品に頼ったりしがちだ。でも、ちょっとおいしいもの食べて、運動して、ストレス発散することが健康には一番の近道だし、最高のリスク回避だと思う。

 保険が生活を圧迫するなんて、あり得ないようで結構良くある事だ。自覚が無いだけ病は重いが、見直しに遅いと言うことは無いので、もう一度冷静に自分の保険を調べ必要のない保険は潔く削ろう。

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