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Home 相談員のコラム 相談員コラム…相続の話── 長男道③

PostHeaderIcon 相談員コラム…相続の話── 長男道③


 このシリーズになってから、アクセス数がグンと増え、書いている本人もちょっとビックリしている。「長男」に対してみんなモヤモヤした気持ちを抱いているのかなあ。自分の父親の事を話すのはちょっと気が引けたが、私の思い描く「長男」は正に父なので、どうしてもそれを基準に話をしてしまう。たぶん世間とは、ずれていると薄々感じている。

 旧民法が否定され65年たち、今さら長男でもないだろうと思うのだが、実生活の中では、本当に長男という存在は根深いと感じる事がある。少し前になるが「親の介護の時は『兄弟平等に』といいながら、相続になり『長男の俺が多くもらうのは当たり前』と言われた。」という妹からの相談があった。ダブルスタンダードとはこのことで「お前は長男なのか、そうじゃないのか?」と聞きたくなる。

 ただ、世間でもスタンダードといえる「長男像」はもはや存在しないのではないだろうか。だから立場や世代によって勝手に思い描く「長男像」で話をするので、相続などのとき面とむかって家族で話すとぐちゃぐちゃになるようだ。

 良いか悪いかは別にして、一般的に長男といえば「特別扱い」「親の老後を見る」「墓を守る」と言われる。しかし、他の兄弟と変わりなく育てられ、守るべき家もなく、親も年金で自活し、先祖伝来の田舎の墓は誰も面倒見切れないとなれば、長男の出る幕はない。当然他の兄弟と同じ立場だ。

 しかしだ、それでも親が死んで兄弟の誰からも認められないのに「俺は長男だ!」と叫ぶのは、相続目当てだけでなく、旧世代の親から「お前は長男だから」と育てられ、何も長男の責務を果たせなかった情けない長男のアイデンティティ喪失の叫びだ。気の毒ではあるが、どこか滑稽で、今どきの言葉で言えば“痛い”。それが相続に関わる60代長男像だ。

 もはや、少子化のせいで、子供の半分が長男か長女だ。守るべき家の無いのに、家名だの墓守だのと言っている場合ではない。子供は家名や親の老後の為にあるのではない。だから意味ありげで全く意味のない、戸籍上の長男、次男、長女、次女などつまらない子供の序列呼称は止めるべきだろう。長男にもはや意味はないのである。

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