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PostHeaderIcon 相談員コラム…キャッシュフロー表の効用

 
 この数週間、キャッシュフロー表の検索でこのHPに来ていただく方がグンと増えた。年度末のせいなのか、新しい生活を始める人が利用してくれているのか分からないが、キャッシュフロー表のダウンロード(無料)も増えている。ありがたいことだ。キャッシュフロー表は何度もご紹介しているので、知っている方はスルーして欲しいが、今一度説明させてもらいたい。

 キャッシュフロー表は会社における「長期資金繰り表」だ。FP的に言うと「未来のお金カレンダー」ともいう。いろんな形があるが、私が提供しているのは、FP界で最もオーソドックスなタイプのキャッシュフロー表だ。まず、横列に現在から大体30年ぐらいの年を入れて行く。縦列には家族の名前と年齢、起こりそうな出来事(入学、卒業、家の購入、車の買い替え、退職など)を入れていく。その下には大まかな(万単位)収入と支出、そして残高が並ぶ。これが一覧表になると結構壮観だ。

 大体、自分で作ると最初は大赤字になりビックリするが、大丈夫。見通しがつけば必ず解決策は見つかる。いついくら何の為のお金が必要かがはっきりすれば、それに対し今どのように行動したらいいかが見えてくる。

 お金の不安があるといつもお金の事が頭から離れず、人を憂鬱にする。先の事は誰だって分からないけど、そのままほうって置いてもお金の不安は絶対に消えない。はっきりさせることでしか不安の霧をはらす方法はないと思う。

 昔、私が会社の経理担当だった頃、師匠から「会社にとって資金繰り表は夜道を運転するライトだ。無いと怖くて一歩も前に進めない。だから、毎日心して精度を上げなさい。」と言われた。キャッシュフロー表もこれからの長い人生のライトだと思う。ライトがあれば目の前の崖や穴に落ちずにすむし、やがて確かな目的地にたどり着ける。

 最後にひとつキャッシュフロー表作製のツボをご紹介しよう。それは「変動率」だ。キャッシュフロー表をダウンロードして確認していただきたいが、表の左から二列目にある。小さいし、よく分からないから見落としがちだ。また今まで20年以上デフレだったので、あまり出番はなかったが、これからはこの「変動率」が重要となりそうだ。変動率というのは物価などの変動を予測し、元の数字に掛けていく数字だ。ほんの数パーセントでも毎年上がると複利効果で大きな影響を及ぼす。試しに各項目の変動率をかえてほしい。ほんの数%いじっただけで、数十年後の結果が全く違ったものになるだろう。これがインフレだ。

 安倍政権が2%のインフレを起こしてデフレから脱却すると言っている。2%で押さえられるか、そのままとんでも無いインフレになるかは私にはわからないが、どっちにしろインフレは避けられないだろう。インフレになると物価は上がり、お金の価値は下がる。物価と一緒に収入も増えれば良いけど、非正規雇用の方に恩恵が来るのはずっと後だろうし、年金生活者はたぶん置き去りにされるだろう。そうなると今まで通りの生活はできなくなる。だから、インフレ率を考えたキャッシュフロー表でないとこの先対応できないのだ。

 この20年デフレなのですっかり忘れているが、インフレに対する備えがそろそろ必要なのかもしれない。まずは自分でキャッシュフロー表を作ってみよう。その上で、改善の仕方が分からなかったら、FPに相談して欲しい。


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