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Home 相談員のコラム 相談員コラム…不動産の相続

PostHeaderIcon 相談員コラム…不動産の相続


 前回も書いたが、住宅ローンを30年も抱えていると、家計に余裕はなく最終的に個人が持つ最も大きな財産はローンの終わった自宅になる。そしていずれそれが相続の対象となる。「不動産の相続はもめる」と言われ、特に一軒家の実家を相続するのは本当に大変だ。実際、いざ複数の相続人で不動産を相続することになった場合、以下の4つの方法がある。

① 土地を分割する

② 共有名義にする

③ 売却してお金で分ける。

④ 代償分割する。

①の「土地を分割する」が出来るのは、ある程度の広さがないとむずかしい。家がある場合は家を避けて分割するか、家を取り壊し更地にして分割する。数十坪の狭い土地に目一杯建てたような家はそもそも分けたくても分けられない。

②の「共有名義にする」は、相続の話し合いで、なかなかまとまらないと良く出てくる案だ。一見平等だが、問題の先送りでしかない。私は4つの中で最も選んではいけない案だと思う。何故なら、共有するとその後の増改築や売却などは全員の同意が必要となる。誰かひとりでも反対したら手も足も出せない。片親が生きていて兄弟の仲が良ければどうにかなるが、次の段階に相続が進んで所有者が配偶者や子供に移ると大変だ。共有者も増えるし、連絡できる親戚ならいいが、顔も知らないような共有者の意見をまとめるのは容易なことではない。利用も売却も出来ず朽ち果てていく家でも、土地には固定資産税はかかり続ける。そうした塩漬けになった家が日本中に増えている。

③の「売却してお金で分ける」のは一番不公平感がでない方法だ。ただし、相続人の中でその家に住んでいる人がいる場合は困る。例えば父親が亡くなり、母親が住んでいる場合や同居している子供がいた場合などだ。人情として同居しない相続人が、その後も住み続けたいと思う家族を追い出してまで売却はなかなか出来ない。しかも、いざ売ることになっても売れるとは限らない。

④の「代償分割する」というのは、不動産を相続した相続人が他の相続人に対価を支払う事だ。例えば2人の子供が相続人の場合、1人が自宅(3000万円)を相続し半分の1500万円をもう1人の相続人に代償金として支払う。もちろん金額は半額でなくても、双方納得すればいくらでもいい。この場合、不動産を相続する人は自分で代償金を準備して置かなくてはならない。

 以上のように、不動産の相続方法は一長一短があり、利害が絡む相続人だけで話をまとめるのは大変だ。もめる種を蒔くようなものだ。やっぱりその方法を決めるのは相続させる親の責任だろう。もし、誰か1人に不動産を残したいときには、金融資産があれば他の相続人に金融資産を分けて納得してもらう。また、保険金は民法上相続財産に含まれないので、不動産を相続させたいと思う相手が保険金の受取人となる生命保険に入り、そのお金を他の相続人への代償金とするという方法もある。

 金融資産はないし、不動産を相続させる必要がない場合は、③の売却しお金を分割するのが後腐れなくて一番良いと思う。そのためには何より売りやすい家であることが一番だ。前回、老後の住み替えの話をしたが、老後資金を作る、老後住みやすい、というだけでなく、相続まで考え処分しやすい家に住み替えるという視点も必要だろう。

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