イラスト:鈴木ハルナ


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Home 相談員のコラム 相談員コラム…自立・自活は自炊から 一人暮らし自炊レシピ③

PostHeaderIcon 相談員コラム…自立・自活は自炊から 一人暮らし自炊レシピ③

 今回はお寿司だ。今やお寿司と言えば「回る寿司」。でも、回ってるお寿司だって結構高い。1日700円の食費の学生さんには高嶺の花だ。寿司は家庭料理でもケンエンされがちだし、ひとりの自炊にはハードルが高い料理だと思われている。しかし、たまにカレーやラーメン同様、無性に寿司を食べたくなる。

 でも、無性に食べたくなるのは決して具材では無いだろう。ウニやトロは美味しいけどそれだけの刺身を無性に食べたくはならない。ここで「無性に」食べたくなるのは「酢飯」と気づく。寿司=酢飯なのである。

 昔は酢飯を作るのがなかなか大変だった。お酢と砂糖、塩を混ぜておき、寿司桶にかために炊いたごはんを入れたら、急いで振りかけて、団扇であおぎながら、素早く切るようにしゃもじでごはんと合わせる。でも、なかなか味が決まらなくて往生した。このイメージがあるからお寿司は大変と思われている節がある。

 しかし、今では便利な「合わせ酢」がある。これはお酢と砂糖、塩、昆布だしなどが瓶づめされており、おまけに瓶の外側に一合のごはんに入れるメモリがついて入てる優れものだ。ごはんを3合炊けば3つ分のメモリの量を入れて、しゃもじでかき混ぜるだけで簡単に酢飯ができる。最近、私は寿司桶さえ使わず、団扇で冷ましはするが、炊飯器のジャーで済ます。もちろん一流のお寿司屋さんにはかなわないが、失敗無くそこそこ美味しい酢飯が出来る。天ぷら屋さんの天ぷらと家庭の天ぷらの違いと同じ様な物だ。違うけどどちらもおいしい。

 酢飯さえ出来ればあとは簡単だ。基本的にお寿司のタイプは「巻く」「のせる」「まぜる」の3つ。素人は握りはやらない。まず「巻く」は手巻き寿司、中身は何でもいい。買い物が面倒なら缶詰のシーチキンにマヨネーズを混ぜたのもやキュウリ、たくわん、納豆、残り物の焼き肉もおいしい。巻くのも海苔だけで無く、レタスやチシャなどもおいしい。

 「のせる」のは何と言っても刺身。スーパーの魚売り場でその日の特売をねらう。特にマグロは本マグロだと一柵2000円もするけれど、安いメバチやしびだと一柵400円ぐらいからある。中落ちだったら一パック200円。安いマグロだって「漬け」にすればなかなかいける。他に納豆やオクラ、アボガド、とろろなどをネギと一緒にマグロとのせるとバリエーションが増える。

 「まぜる」のはチラシ寿司だ。ごぼう、にんじん、椎茸、油揚げ、レンコン等のオーソドックスな具材だけでなく。酢飯は意外に許容範囲が広いので、きゅうり、ハム、チーズなどをさいの目に切って混ぜてもおいしい。

 自炊でお寿司を作ったときに困るのは作りすぎた場合。でも、これも大丈夫だ。「蒸し寿司」という手がある。残った酢飯を冷凍しておく。例えば、買ってきたお総菜の煮物が残ったとき、イモ類はダメだが、ゴボウ、にんじん、椎茸、レンコンは細かく切って、解凍した酢飯と混ぜる。本来なら上に錦糸卵と甘く煮たあなご、そんな物無いだろうから、炒り卵と焼鳥の缶詰(たれ味)と乗せ、合わせ酢(熱を加えると酸味が飛ぶので)をふりかけラップしてチンする。これはもはやご馳走である。

 最後に一番好きな「お稲荷さん」の作り方をご紹介しよう。私は酒飲みなので、テカテカの甘いだけのお稲荷さんが苦手だ。そこで、お稲荷さん用の油揚を2つに切って袋にしたら、めんつゆで煮る。酢飯に合わせるのは、炒りたての大量のごまと細かく細かくみじん切りにしたショウガのみだ。これを煮た油揚げに詰めれば完成。市販のに比べ味が薄く甘くなくさっぱりしているのでお酒の後でも食べられる。なじんだ頃がなお美味しい。

 このようにいろんなお寿司が自在に作れる様になると自炊も中級者といえる。お金が無いからと食べたいものを我慢する事は無い。やり方さえ習えば、そんなに技術も道具もいらないで、時間もかけず好きなものが食べられる。

 私たちの体は「食べ物」で出来ている。生きるとは食べることだと思う。もちろんお金があれば何でも食べられる世の中だ。でも、おもしろい事にお金と食の幸福は連動しない。どんなにご馳走でも、人は毎日A5ランクのステーキは食べられない。

 自分でごはんを作るしかない独居の人は日本に今どのくらいいるだろう。たぶん数千万人はいるし、これから増えることは間違いない。自炊さえ出来れば間違いなく、もっと安く、健康で美味しいごはんが食べられる。ここ数年、社食・学食ブームでつぎつぎ本も出ている。出版社のみなさん、つぎは「自炊本」出して下さいね。

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