イラスト:鈴木ハルナ


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Home 相談員のコラム 相談員コラム…三足のわらじ⑤

PostHeaderIcon 相談員コラム…三足のわらじ⑤


 さて、今回は最終回。中高年の女性の働き方についてもう少しおつきあいしていただきたい。一番大事なのは、どんな仕事でもいいので“稼ぐ”手立てを絶対に手放さないことだと思う。『毎日かあさん』の西原さんも言っているが、この消費社会においてお金がないのは首がないのと一緒。大人だったら自分の稼ぎで食べるべきだし、自由に使えるまさに自分のお金があるとないとでは生きる心構えが違ってくる。

 家事、育児、介護が降りかかるたびに“仕事との両立”を迫られるかもしれない。たいていは時間のやりくりができなくなり、離職に追い込まれる。私も共稼ぎだったので、子育て期は5分の時間に追われるアクロバットのような毎日だった。ただ、つれあいの稼ぎだけで暮らすという発想はなかった。一つには二人ともそのころ半自営業だったので、片働きでこけたら生活が破綻する事。それに、私自身ずっと働いて来たので、人に食べさせてもらうという立場が居心地悪かったのだ。

 だから、お金で解決できることは活用し、利用できるものはためらいなく使い、子育て期を乗り越えた。でも確かに、いま思い出しても病後の息子を保育園に連れて行くときは切なかった。「せめてもう一日休ませたいなあ」と思ったし、子供にもかわいそうな事をしたと思う。だから「そんな思いさせてまで働く意味があるのか」と悩み、仕事を辞めて専業主婦になるお母さんの気持ちはわからないではない。まして、子供が多かったり、子供が病弱だったりしたら、子育てのために一時専業主婦になるという選択肢もあるだろう。

いま世の中は、働く母親と専業主婦の対立をあおる残念な風潮にある。水と油のごとく相容れず、批判し合い、その延長上に保育園と幼稚園のどっちがいいかという不毛な議論もある。最初から男の人に養ってもらう気満々の専業主婦志望の女性は別として、仕事を育児で断念した専業主婦と働く母親はそんなに違いはないと思う。仕事したいという意志があれば、専業主婦が短い時間でもできる範囲で働け、フルタイムの働く母が子育て時短できる仕事があれは良いだけだ。

ちょっと話はそれるが、専業主婦になって時間に余裕ができるといいことばかりではないようだ。たまに読売新聞のHPで“発言小町”というお悩みサイトを見るのだが、そこで良く出てくるのが「嫁姑」「ママ友」問題だ。なまじ時間の余裕があると、その隙間にくだらない人間関係が忍び寄る。すべて不毛な関係とは言えないが、読んでいて人生を豊かにする人間関係ではないようだ。忙しく働いてさえいれば関わることも少ないのではとつい思ってしまう。せっかくの時間だから自分磨きのために使ったらいいのに。

幸い昔と違い、家でやれば無償の家事労働が、外でやれば賃労働と成る。主婦ならこなせる「家事」はヘルパー職や家事代行業、「育児」は保育ママやシッター、保育補助の保育園の仕事、「介護」は介護ヘルパーなどだ。決して高給とは言えないが、働く意志さえあれば、特に技能や資格のいる専門職で無くても、中高年の女性の働き場所は今いっぱいある。

よく女性の就労パターンをグラフにするとM字になるといわれるが、実際はもう少し波がある。私の場合、若い頃は徹夜も厭わぬ職場でがんがん働き、子育て期は半自営の仕事、子供に手がかからなくなったらフルタイムの会社勤め、中高年になり今は介護と仕事の両立で三足のわらじある。でも、仕事という手綱を離したことはないし、これからも働けるうちは働くつもりだ。

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