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Home 相談員のコラム 相談員コラム…年金の減額

PostHeaderIcon 相談員コラム…年金の減額


 12月16日は年金支給日だった。いそいそと郵便局や銀行に引き出しに行ってびっくりした人も多いのではないだろうか。今までより数千円支給額が減っている。たとえ数千円でも、それで暮らしている高齢者にとって「年金が減る」のは嫌な気分だ。

 
日本の公的年金は「物価スライド制」という制度で、物価が上がれば年金額も上がるし、逆に、物価が下がれば年金額も下がることになっている。だから、1999年度の満額で80万4200円をピークに、物価が下がるデフレに合わせて年金額も2012年度は78万6500円まで下がり続けている。

 しかし、今回の減額は性格が違う。過去の一時期(2000年度から02年度までの3年間)デフレで物価が下がったにも関わらず、年金を物価スライドで減額しないで、そのままの金額=据え置き凍結した。年金を引き下げることで、高齢者の怒りを買うことを恐れた当時の自公政権が高齢者優遇策という見え見えの選挙対策をしたせいで、年金をもらいすぎた状態が続いていたのだ。これを是正しようと、もらいすぎた2.5%分を3年かけて減額する法案が12年に決まり、時期もすったもんだして、いよいよ今年の10月分から1%減額、14年4月分からさらに1%、そして15年4月分から0.5%引き下げることになった。というので、10月分の減額された年金の支給がこの12月(年金は前々月と前月分が偶数月の15日に支給される)となった訳だ。

 引き下げ額は、国民年金の満額が月額6万5541円、夫と専業主婦のモデル世帯の年金額(国民年金と厚生年金の合計額)が月額23万940円(2013年4月時点)なので、単純に2.5%をかけると、国民年金の満額の場合は1639円、厚生年金のモデル世帯では5774円、それぞれ引き下げられることになる。年金は2カ月分が振り込まれるので、国民年金の満額で3278円、厚生年金のモデル世帯では1万1548円も振り込まれるお金が減る。かなり高齢者の生活に影響が出るだろう。

 だから若い人だけでなく、今まで既得権者だった高齢者にまで「年金なんて信用できない」という年金厭世気分が広がっている。この頃よく「これから年金どうなるんですか?」と怒ったように聞かれるが「年金が無くなることはないけど、抑制傾向は強まるでしょうね。」と答えるしかない。

 
年金はやはり高齢者にとって老後生活の基盤である。だけど関心はあるけど、知らないことだらけ。次回は、年金の今後の行方と、最近質問の多い年金の「繰り上げ受給」を取り上げようと思う。

 

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