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Home 相談員のコラム 相談員コラム…年頭に介護を考える①

PostHeaderIcon 相談員コラム…年頭に介護を考える①

今日は1月4日、いよいよ今年も始まりました。相変わらず年賀状は書かないので、この場を借りて新年のご挨拶を! 
明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。
毎年、年賀状を送ってくれる友人達、本当にありがとう。

 さて、確か去年も初回は介護の話だったような気がする。毎年、実家に帰省しどっぷり年寄りと過ごすのでついこの話題になってしまうようだ。とくに昨年は、実家の近くに一人暮らししていた伯母(97歳)が亡くなり、一週間後に義母(93歳)も亡くなり、そんなドタバタのさなか実母が倒れ入院し、残された父が92歳にして始めての一人暮らしを始めるという波乱の年だった。そのため、月一回だった「遠距離介護」が月二回になった。

 今年の正月はみんなの日程調整がうまく行かず、実家で私と父との2人きりの元旦だった。そうなると「正月は冥土の旅の一里塚」とは良く言ったもので、キラキラしたお正月はどこへやら、話題は介護、葬式、相続。別に暗い深刻な話ではなく、コタツでミカン食べながらの放談だ。

 父は何度も「65歳でガンになったので、せめて人並みに80歳までは生きたいと思ったけど、思わず長生きした。」という。私が「良かったじゃん、長生きできて。」と言うと「そうだな。」というが、長生きしたことに本人自身が戸惑っているようだ。親戚や幼なじみ、同級生がほとんど死んでしまい話相手がいなくなったと嘆く。

 介護はする側とされる側に分かれる。私も数年前までは「介護」は新聞や本の中の「問題」だった。もちろん同居の自宅介護の大変さとは比べものにならないが、今や私も遠距離介護の真っ只中だ。介護される親が長生きに戸惑うように、介護する子供も戸惑う。親戚からは「かわいそうだから同居してやれ」と言われるが、私が仕事を辞め、家族を置いて単身田舎に帰れば問題解決するともやっぱり思えない。

 親が倒れ介護が必要になったとき、そこそこ親子関係がよければ「できるだけの事をしてやろう。」と思う。私も思った。だが何もかも捨てて100%の力で介護を引き受けるのは無理だ。仕事を辞め親の年金に頼れば、親が死んだら生活が破綻するし、親の介護問題で離婚する人も実際多い。短い期間なら自分も周りも自己犠牲を我慢して介護美談で終われるが、長生きすればするほど当然、「介護」期間も長くなる。その長さに介護する側がたえられなくなれば、親を恨む悲劇になる。

 幸い私の親たちは元気なうちから、親戚や友人が介護施設に入っていて、いろんな施設によく行っていたので抵抗感がなく「介護が必要になったら施設に入れてね。」と言っていた。母は何週間もものが食べられなくなり、意識も混濁していたが、老人病院に入院し、今までにあちこちから処方された山のような薬を一切止め、点滴と胃瘻で栄養状態が良くなり、自力で食事できるまで改善した。

 母の介護は専門家にまかせ、病院に母の様子を見に行き、父の生活をサポートする月二回帰省が、今の自分のできる精一杯の介護だ。長く続けられる介護でなければ、親の長生きに対応できないし、何より優しい気持ちを保てそうもない。

 次回は介護も悪い事ばかりではないというお話をしよう。

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