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Home 相談員のコラム 相談員コラム…介護を考える①─施設入居時期の見極め

PostHeaderIcon 相談員コラム…介護を考える①─施設入居時期の見極め

 65歳以上がとうとう三千万人を超えたそうだ。65歳なんて持病があっても元気だし、90歳以上の方と一緒に高齢者とひとくくりにするのは無理がある。ただ、65歳から20~30年かけてゆっくりと老いの下り坂を下る。しかも最後は長い短いはあるが、必ず誰かの手を借りる=介護が必要となる。こう言うと「自分は関係ない」という人がいる。

 「介護なんて必要ない」という人は自分が介護されている未来を受け入れられない。自分が他人にトイレ介助されている姿なんて考えたくないから介護から目を背けるのだ。代表的なのが1980年代に始まった「ピンピンコロリ運動」だ。元気に長生きし、病まずにコロリと死にたいと願う人が長寿健康体操をしているうちはよかったが、そのうち「ピンピンコロリ地蔵」なるものが出来てとうとう宗教となった。「ぽっくり寺」というのも各所で流行していて、年寄りがピンコロTシャツを着て「元気なまま死なせて下さい」とお地蔵さんに必死で祈る姿はブラックだ。

 
現実を見れば、人間はそんなに簡単に死ねない。ガンになっても、脳梗塞になっても、医療の進歩ですぐには死なない。たとえ動けなくなっても、食べられなくなっても生きていける。ピンピンコロリを実践するには、もはや事故死か自殺しかないのではと思う。介護は誰にも避けて通れない通過点だとすなおに受け入れることが、まず自分の老後を考える出発点だ。

 
介護には大きく分けて「施設介護」と「在宅介護」がある。長いこと介護は家族が担ってきたが、介護保険の導入で一気に「介護の社会化」が進み、いろんな高齢者施設が出来た。今年になり厚労省が増え続ける高齢者に施設が受け入れられないとして「在宅介護支援」に舵を切ったが、家族介護を前提としている点でまだまだ。もはや単身高齢者や夫婦だけの高齢者の方が子供との同居高齢者より多い。そうした高齢者が在宅で安心していられてこそ「在宅介護」だ。現実はそうではない。当分はやはり施設介護がメインとなるだろう。

 
介護施設には特別養護老人ホーム、養護老人ホーム、老健施設、グループホーム、介護療養型医療施設、軽費老人ホーム、ケアハウス、有料老人ホームなどがある。一番多い有料老人ホームは更に、介護付有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、健康型有料老人ホームに別れる。また、2011年10月の改正「高齢者住まい法」によって創設された見守りとバリアフリー住宅の「サービス付き高齢者向け住宅」もすごい勢いで増えている。

 
介護度や必要とする支援や費用の多寡により細分される。肝心なのは施設入居を誰が決め、いつどこの施設に入るかという点だ。選択肢も多くなった分だけ迷うし、入りたくても費用や空きがないと入れない。平均7~8年と言われる施設入居だが、適正な時期に適正な施設に入るのはかなり至難の業なのだ。

 
基本的には自分の受ける介護は自分で決めるべきだ。ただ、往々にしてぎりぎりまで来て、まわりが見るに見かねて段取りする「遅すぎる介護」は本人にとって不本意なものとなる。一方まれに「早すぎる介護」で老後がつらくなるという場合もある。次回は私が知る事例で施設入居時期の問題を考えてみたい。

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