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Home 相談員のコラム 相談員コラム…中高年ダイエット②

PostHeaderIcon 相談員コラム…中高年ダイエット②

 いよいよ実践編である。前回、中高年ダイエットの肝は「筋力」と「カロリーコントロール」にあると言った。今回はまず筋肉、筋力の話だ。別にいまさらムキムキになることはないし、できるとも思えないし、必要もない。ただし、筋肉は外から触ってわかる筋肉だけでなく、内臓のまわりにある筋肉も何もしなければ、外側にある筋肉と同様に衰えていく。筋力の低下を防ぎ基礎代謝を上げることが「中高年ダイエット」の最初の一歩。これをしないでいきなりカロリーコントロールすると、体重は落とせてもすぐにリバウンドするし、“やせた”でなく“やつれた”になってしまう。

 ところが理屈はわかっても、どうしたら筋力UPするのか方法がわからない。高校での体育の時間以来、運動というものから遠ざかっているので、自己流では筋を痛めそうだし、偏りそうでこわい。人からジムに行くことをすすめられたが、何となく敷居が高い。ジムは入会金や月額使用料など結構お金がかかるし、こじゃれてて若い人が多そうだし、第一何を着ればいいのかもよくわからない。

 躊躇していたころ、区報で「総合運動場トレーニングルーム」を知る。恐る恐る様子を見に行くと、さすが区の施設で一時間200円(今年の4月から240円)と安い。いろんな筋トレマシンがずらりと並んでいて、若い人から高齢者までまさに老若男女黙々と励んでいる。着るものもてんでばらばらで、バッチリ決めている若い人からTシャツ普段着の人までいて、必要なのは室内履きの運動靴だけ。

 
受付の人(最初の頃は区役所の職員、その後民間委託されコナミの人)も親切で、最初にマシンの使用方法を説明してくれ、その後は聞けば何でも教えてくれるし、頼めばメニューも考えてくれる。場所柄、施設の職員には日体大関係者が多いようで、中には格闘技の日本チャンピオンなんて人もいて話しするだけで刺激的だ。

早速つれあいも誘って通い始める。運動嫌いでランニングマシンなんて「ベルトコンベアに乗って運動して楽しいんかい」と馬鹿にしていたけど、これがやってみるとなかなか優れもので、マシンを一通りやると使ってない筋肉も含め体中の筋肉を使った気分になる。

 
筋力低下を防ぐことが目的なので、ハーハーと息が上がり、汗が噴き出すようなハードな運動はしない。でもスロージョギング(隣の人と話せる程度で走る)でもちょっと走ればちょっとドキドキするし、心臓をこういう風に動かすことを長いことしてなかったなと思い出させる。下半身はとくに歩く以外の運動をしていなかったので、最初の頃はあちこち筋肉痛になった。要は中高年の日常生活には明らかにドキドキが不足している。それを補うトレーニングなのだ。

 
一番の勘違いは「運動してやせる」という考え方。トレーニングマシンには消費カロリーが表示されるものがあり、ご丁寧に消費カロリーに対応した食べ物が現れる。最初はバナナ一本、そのうちマグロ寿司二貫、なぜかししゃも、最後は1000キロカロリーでカツ丼という感じだ。それを見ると「こんなに運動しているのにこれだけ」というなさけない気持ちになる。

 
人間は生きているだけで、別のいい方すると、寝ていても内臓動かしているだけでカロリーを消費する。これが基礎代謝で、この上に活動や運動するカロリー消費が上乗せになる。だから運動だけで体重を落とすのは容易ではない。7000キロカロリーで1Kgの体重といわれるが、7000キロカロリーの運動なんて気の遠くなる運動量だ。あくまで運動は筋力をつけ基礎代謝を上げるものと思わないと続かないし、やる気がしなくなる。

 
私も2008年の11月(奇しくもリーマンショックの頃)にトレーニング通いを始めたが、その後一年間、体重はぜんぜん減らなかった。あまりの理不尽さに指導員さんに聞けば「脂肪が減り筋肉がつくとき体重は減らない。」そうだ。体重は変わらないけど、体脂肪率は確かに減ってきた。脂肪より筋肉の方が同じ大きさでも質量が多いせいのようだが、スーパーで豚肉のあばら肉を見ながら、確かに脂身より赤身の方が重そうだと納得したものだ。

 
はじめの頃は暇だったので週に2回程度行っていたが、その後、体力を使う保育園の仕事を始めたことと、遠距離介護もあり、最近は月に数回程度しかトレーニングにいけない。それでも続ければ筋力の低下は防げている気がする。だいたい一回に一時間半で、スロージョギング30分、マシントレーニングが30分、最後に丁寧なストレッチ+マッサージマシン(ベルト式、ローラー式)で30分だ。この4月からまるでご褒美のようにトレーニング後にマッサージ機(高級機で10分無料)が導入され、使えるようになったのがうれしい。これでたった1時間半360円である。一番の励みは家に帰ってからのビールだ。このおいしいビールのために行っているといっても過言ではない。つれあいとの合い言葉は「ビール冷えてるよね。」である。

 
ここまで聞いて「なんてまどろっこしいダイエット!」と思う人もいるだろう。私も短気な性格なのだが、一方で理屈を理解し納得しないとできない頑固者だ。今の季節、雑誌の広告に「夏までに減らす!」という文字が踊るが、数ヶ月で単に体重を下げるだけなら、一気に摂取カロリーを減らせばできないこともないと思う。しかし、中高年がこれをやったらフラフラ、ヨレヨレになるのは目に見えている。

 
中高年が目指すのは健康的ですぐにリバウンドしないダイエットなのだ。人にもよるだろうが、そのためには数年かかる。なんしろ50年かかって貯めた脂肪とその脂肪をためる習慣を変えるには、数ヶ月で結果を出すという訳にはいかない。次回はトレーニングを始め一年後、いよいよカロリーコントロールし、本格的にダイエットに突入する話である。

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