相談員コラム…おばさんのFP1級実技試験
今日はコラムではなく出来事ブログかな。年に一回のFPの1級実技試験受けてきました。結果は…わかりません。CFP(国際ライセンス)をもっているので、学科試験は免除です。でも、この試験大変でした。何が大変かというと、中身の問題以前に、試験時間がなんと2時間。頻尿世代の50代にはとてもつらいのです。回りを見渡せば若い者だらけ。一番多いのが30代の男、次いで40代男、30代の女性と続きます。150人くらいの教室で私より年上そうな人は男性がちらほら、女性はいませんでした。たぶん、50代以上の女性の受験者というのは2~3%程度でしょう。というわけで、老眼に鞭打って、試験を受けてへとへとです。今日は帰ってご飯を作る気力もなかったので、息子が好きな崎陽軒のしょうまい弁当を家族分買って帰り、ビール飲みながら食べました。
そんな夕飯のとき、テレビの「夢の扉」という番組で、納豆菌で水を浄化するという画期的なシステムを企業化した女性を紹介していました。私と同じくらいの年代の女性で、なるほどと見ていたのですが、ナレーターが盛んに「ごく普通の主婦」と強調するのにちょっとイラッとしました。専門家でないと言う意味なのでしょうが「ごく普通の主婦」を随分見くびった言い方だと思います。
FPの中にも「普通の主婦」を強調する人がいたり、政治の世界でも、盛んに「普通の主婦目線」を叫ぶ候補者がいたりします。「ごく普通の主婦」という言い方には、「素人(アマチュア)=専門家(プロ)ではない」というニュアンスがあります。「私、素人なのにすごいでしょ」と言われても引くしかありません。でも、私は主婦を素人とは思いません。少なくとも家事労働ではプロです。家事労働を「タダ労働=つまらない仕事」と思っている人が主婦を見くびるのではと邪推しています。
というわけで、今日は、おばさんを思い知らされた一日でした。
※前の記事は左の「相談員のコラム」で読めます。