コラム

イラスト:鈴木ハルナ


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FPというと投資相談と思われる方が多いようです。実際、アメリカでは投資信託の40%程度が
FPを通じて売られているそうです。しかし、投資したい方の前提条件は、人によって大きく違うので、
すべての方に一概に金融商品をお勧めできません。どうしても個別相談が必要になる分野かと思います。

では、今回は「投資はどうも」という方について考えてみたいと思います。
もし、すでに年金生活に入っているのなら、無理にお勧めしません。
ただ、年金生活まで10年~30年あるという方は、預貯金のみでは、この長期の低金利ではあせりますね。
今はデフレですが、ひとたびインフレになると預貯金は確実に目減りしてしまいます。
数年前から官民あげて「預金から投資へ」の掛け声に乗っておそるおそる投資を始めたものの、
2008年の経済危機で大きく資産を減らして、また預金に戻る方も多いようです。
でも、老後資金など10年20年と長期に準備するものは0.2%の金利の定期預金と、
3%程度の金利で運用するのでは複利効果で大きな差がでるのも事実です。
残念ながら今3%以上の金利を期待できるのは投資しかありません
もちろん経済状況の変化で預金の金利が上がれば預金に戻せばいいのです。
始めに投資ありきではなく、目標を達成するためのひとつの手段と考えてはいかがでしょう。

ただ「投資はわからない。こわい」と感じる気持ちは無視できません。
投資というとすぐ「売ったりかったりの株の売買」を連想しますが、私はあまりお勧めしません。
特にサラリーマンがこれを始めると株価が気になって、しょっちゅう携帯の画面を確認し、
本業に支障がきたすこともあるようです。まわりで見ていて感じのいいものではありません。
売却益狙いの投機的売買は会社の決算書が理解でき、情報を集める時間的余裕のある方でないと
無理だと思います。その努力をしないで、人に勧められるまま売買して運良く稼げる世界ではありません。
よくわからないというときは無闇に手を出さないで、投資信託などに任せるのが無難です。
投資信託はみんなから預かったお金をプロが運用するシステムで、株だけでなく債権、為替、不動産、
先物取引などを対象とし、国内、海外とがあり、それぞれにリスクとリターンがあります。
安全性が高いものは、収益性(金利)が低く、危険なものは収益性が高いというのが基本です。
バランス型という商品を選べば、日本と海外、株式と債権などに投資しているので、ひとつの投資信託で
世界全体の株式や債券に分散投資できます。小額から簡単にはじめられ、一喜一憂することなく投資でき
一定の成果が期待できるのがメリットです。
もちろん人にお願いするのですから、毎年手数料(信託報酬)はかかります。問題は手数料の金額です。
だいたい0.75%から3%ぐらいです。ある投資信託に投資し3%の利益を上げても手数料が2%だと
差し引き1%の金利しかつきません。そのうえ売買するときに窓口となる銀行や郵便局、証券会社に
手数料を取られるので、慎重に実績と手数料を見比べて下さい。手数料の安い新商品もつぎつぎ
出ているので情報収集は大事です。
投資をするにあたっては、今回の金融危機のように一時的に値を下げることもあるのですが、
あまり一喜一憂せず、長期で複利効果の果実を待つ気構えが必要かと思います。

投資のポイント
●本業を大事にすること
●わからないものには手を出さない
●わからないことに安住しない
●長期、分散は王道